読書記録

『「空腹」こそ最強のクスリ』青木厚さん

はじめに

●「ものを食べない時間」を作り、「空腹」を楽しむ。それだけで、病気知らずの体が手に入る。
●「一日3食」「食べすぎ」が、疲れやすい体を作る。
●空腹の時間を作ると、まず内臓がしっかりと休むことができ、血糖値も徐々に下がる。また、最後にものを食べてから10時間ほどたつと、肝臓に蓄えられた糖がなくなるため、脂肪が分解されエネルギーとして使われるようになり、16時間を超えると、体に備わっている「オートファジー」という仕組みが働く。オートファジーとは、「細胞内の古くなったタンパク質が、新しく作り替えられる」というもの。
●体の不調や老化は、細胞が古くなったり壊れたりすることによって生じる。オートファジーによって、古くなったり壊れたりした細胞が内側から新しく生まれ変われば、病気を遠ざけ、老化の進行を食い止めることができる。

1.「一日3食しっかり食べる」「空腹な時間を作る」どちらが長寿と健康をもたらすか

●「空腹」こそが長寿と健康のカギである。
●最後にものを食べてから16時間ほど経過しなければ、オートファジーは活性化しない。つまり、空腹の時間を作らない限り、オートファジーによって細胞を生まれ変わらせることはできない。

2.無理なく「空腹」を作り、体を蘇らせる食事法

●食べたくなったら我慢せず、ナッツ類などで空腹を満たす。ナッツ類は古代人が主食にしていた。ナッツ類は、少量で空腹感を和らげることができ、腹持ちがよく、体に必要かつ健康や美容に有効な栄養素を摂ることができる。

3.「糖」がもたらす毒を、「空腹」というクスリで取り除く

●白米やパン、加工食品が現代日本人の体にダメージを与えている。
●ふつうに食べても日本人は糖質過多。

4.「空腹力」を高めれば、これだけの病気が遠ざかる!

●空腹力で、がんの原因を取り除く。
●「空腹」は、がんのリスクを遠ざける。
●オートファジーによる細胞の修復が発がんリスクを下げる。
●空腹を楽しむのは、究極のアンチエイジング。老化を防ぎ、疲れにくい体になる。