1.本書のエッセンスと私への影響
呼吸について
40歳を越えたくらいから、私は深い呼吸が上手くできなくなりました。思い切り息を吸い込もうとしても、最後まで空気が入り込まずに途中で止まってしまうのです。
これでは全身に酸素が行き渡らないので、いつか身体に異常が出るのではないかと不安でした。
●「疲れない体」のポイントは呼吸にある。「IAP呼吸法」に切り替えることで、体の中の圧力が高くなり、その圧力に支えられる形で体の中心は安定する。そうすると、中枢神経の通りが整い、無駄な動きや筋肉の負担が減って疲れにくくなる。
『スタンフォード式 疲れない体』山田知生さん
●IAP呼吸法(腹圧呼吸)とは、息を吸うときも吐くときも、お腹の中の圧力を高めてお腹周りを固くする呼吸法で、お腹周りを固くしたまま息を吐ききるのが特徴である。お腹を膨らませたまま、深く呼吸をすることで、「腹圧アップによる体幹と脊柱の安定化」「酸素の最大摂取」というメリットを一挙両得できる。
本書を読んで呼吸の大切さを改めて理解しました。
そして、著者が推奨する「腹圧呼吸」を実践しようと思いました。
運動について
社会人になってから、まったく運動をしなくなりました。健康のために運動が必要だと頭では分かっているけど、なかなか実行できずに今に至っています。
疲れない体をつくり上げるには、やはり運動が必要だと気付きました。さっそく、今日の日中、コンビニまでウォーキングをしました。全身の筋肉の伸びを意識しながら歩くのは、本当に気持ちがよかったです。
これから、適度な運動を実践していこうと思います。
また、私の仕事はデスクワークがほとんどなので、座りっぱなしによる疲労がかなり溜まっていることを知りました。いつも、ふくらはぎの怠さに悩まされています。
これからは、こまめに立ち上がったり、廊下や階段ウォーキングの回数を増やしたいと思います。
食事について
ここ1年ほど、体重を増やすために食事の量を増やしていました。その成果として、体重は「62㎏」まで増加したのです。これまでの体重が「58㎏」前後だったので、約5㎏も増やすことに成功しました。
しかし、最近は食べ過ぎによる弊害を感じるよういなりました。なんといっても、すぐに眠くなることが最大の難点です。実際、お腹が膨れあがると、強烈な睡魔に襲われ、そのまま眠ってしまうことがほとんどです。家で、やりたいことが何もできないのです。
食事は腹八分目までとする。本書を読んで、シンプルだけど最も重要なことに気付きました。それは胃にも優しいし、睡魔にも打ち勝つことができます。
さっそく今日から実践しました。そのおかげで、今、こうして深夜まで活動することができています。
2.本書のエッセンス
●疲労とは、「筋肉と神経の使いすぎや不具合によって体の機能に障害が発生している」状態のこと。つまり、筋肉だけでなく「神経のコンディションの悪さ」が疲れを引き起こす。
『スタンフォード式 疲れない体』山田知生さん
●「疲れない体」のポイントは呼吸にある。「IAP呼吸法」に切り替えることで、体の中の圧力が高くなり、その圧力に支えられる形で体の中心は安定する。そうすると、中枢神経の通りが整い、無駄な動きや筋肉の負担が減って疲れにくくなる。
●IAP呼吸法(腹圧呼吸)とは、息を吸うときも吐くときも、お腹の中の圧力を高めてお腹周りを固くする呼吸法で、お腹周りを固くしたまま息を吐ききるのが特徴である。お腹を膨らませたまま、深く呼吸をすることで、「腹圧アップによる体幹と脊柱の安定化」「酸素の最大摂取」というメリットを一挙両得できる。
●「軽度の有酸素運動」を行うことで、「体の疲れ」も「体の変な癖」も一緒に解消できる。体を軽く動かしたほうが、血液の流れが促進されて脳と筋肉にたくさん酸素を送ることができ、疲労物質の滞留を防ぐことができる。脳はそもそも「体を移動させる」ためにできており、人は動きつづけているのが本来の姿である。
●働く人の部位疲れの中でも多いのが、「座りっぱなしによる下半身疲労」である。座ってばかりいると血流ばかりか代謝も悪くなり、病気のリスクが高まる。座りっぱなしを避けて30分に1回は立つのが理想である。お尻の筋肉は体のエンジンである。
●食事は「必ず腹八分目まで」がスタンフォードの鉄則である。満腹になるまで食べてしまうと、消化に時間がかかり、倦怠感を誘発する。夕食を食べすぎた場合、睡眠中に胃腸が一生懸命消化しようとするので、睡眠の役割である「回復」「体の修繕」が思うように機能せず、体全体がうまく休まらない。