読書記録

学びを結果に変える『アウトプット大全』樺沢紫苑さん

1.アウトプットの基本原則

●「読む」「聞く」がインプットで、「話す」「書く」「行動する」がアウトプットである。
●いくらインプットしても、アウトプットしない限り記憶として定着しない。
●インプットしても、その情報を何度も使わないと、すぐに忘れてしまう。情報の入力から2週間で3回以上アウトプットすると、長期記憶として残りやすくなる。
●インプットとアウトプットの反復こそが知的生産活動の軸である。インプットにはアウトプットをセットにする。
●インプットとアウトプットの黄金比は「3対7」である。インプット時間の2倍近くをアウトプットに費やすよう意識する。

『アウトプット大全』樺沢紫苑さん

 私はこれまでインプットばかりで、ほぼアウトプットをしていませんでした。

2.【話す】科学に裏付けされた伝わる話し方

●読んだこと、聞いたこと、自分が体験したことについて、第三者に言葉で話してみる。ただ「感想を話す」だけで脳は活性化し、記憶の増強や定着にも大きく貢献する。
●「感想を話す」ときのコツは、「自分の意見」「自分の気付き」を盛り込むことである。自分がどう思い、どう感じたのか? そこに「あなたらしさ」が盛り込まれると、あなたの「話」に価値が生まれ、耳を傾けたくなる。
●ある程度の「緊張」があったほうがパフォーマンスはアップする。緊張は敵ではなく味方である。緊張してきたら、「パフォーマンスが上がってきた」とつぶやいてみる。ほどよい緊張こそが高いパフォーマンスの原動力である。

『アウトプット大全』樺沢紫苑さん

3.【書く】能力を最大限に引き出す書き方

●上手な文章を書く方法は、「たくさん読んで、たくさん書く」しかない。SNSやブログに文章を書くのがよい。「読まれる」という緊張感が集中力を高め、よりよい文章を書こうとすることが最高の刺激となる。
●難易度を「ちょい難」に設定する。高すぎる目標ではドーパミンが出ない。ドーパミンはモチベーションの源であり、目標達成するために必須の脳内物質である。ドーパミンは、一生懸命がんばれば何とか実現できそうな目標を設定したときに最も分泌される。
●人間は、時間が制限されることでモチベーションが湧いてくる。時間を制限する、締切を設定する。その精神的プレッシャーによってノルアドレナリンが出る。期限をつけることで、集中力とモチベーションが上がり、実際に目標をクリアすることができる。

4.【行動する】圧倒的に結果を出す人の行動力

●「とりあえず作業を始める」ことで、やる気スイッチがオンになって、側坐核が自己興奮して本格的な「やる気」が出る。やる気を出したいときは、「まず始める」しかない。必要時間はたったの5分である。
●決断術① 打算で考えずに「ワクワクする」ほうを選ぶ。「ワクワクする」というのは潜在意識が望んでいるということ。「ワクワクする」ときはドーパミンが出ていて脳のパフォーマンスがアップするので、成功する確率が高い。
●決断術② 迷ったら「最初に思いついた」ほうを優先する。最初に思いついたアイデアが、あなたの直感であり本能に根ざしている。あとから出てくる考えは、「やっぱり、○○したほうがいいかも」という考え。打算的であり、常識的、こぢんまりとした正論である。
●直感を信じて5秒でワクワクするものを選ぶほうが、人生が楽しくなる。
●「30点を目指して」原稿を書き始める。「30点の出来で、とりあえず最後まで書き上げる」ことが重要である。とりあえず通して書いて、「直し」「ブラッシュアップ」に時間をかける。

5.アウトプット力を高める7つのトレーニング法

  1. 日記を書く
  2. 健康について記録する
  3. 読書感想を書く
  4. 情報発信する
  5. SNSに書く
  6. ブログを書く
  7. 趣味について書く